広島市の中央図書館が8月いっぱいで休館します。広島駅前にあるエールエールA館に移転するためです。半世紀の歴史を持つ、広島市内で最大規模の図書館。テレビ初公開という書庫の内部など全ぼうを取材しました。

広島市中区基町にある広島市立中央図書館。地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造りで51年前の開館当時は、「西日本一のスケール」と報じられもした。

広島市立中央図書館 佐藤睦子事業課長
「この図書館の本の収蔵能力は60万冊で建てられていて、実際に開館の時に入っていた冊数は、10万冊、と聞いています」
Q.今は結構…あるんですよね?
「今はちょっと・・・収蔵能力を超えて収めています」

一般的な自由閲覧室は2部屋あって、ここだけで合わせて9万6千冊が収められている。これらの規模は、各区にある図書館とさほど変わらないが、中央図書館が機能を発揮するのは、むしろそのバックヤードにある。