駐車のためのハンドルの切り返しは、たった2回!驚きのテクニック

駐車のためのハンドルの切り返しは、たった2回。最小限の動きで、一発で駐車位置へと収めます。
マツダ・ロジスティクス 梅田健太郎さん
「コツは…目視とあとはもう感覚になります(感覚を掴むのにどのくらい?)一年以上かかりました」
一台でも多く載せるためにサイドミラーは、畳まれた状態です。実は、工場の出荷からディーラーに着くまで、サイドミラーが開かれることはないのです。
マツダ・ロジスティクス 梅田健太郎さん
「品質劣化等につながらないように、安全にスピーディーに作業できるように心がけています。ちょっとのあれで傷になるんで、やっぱ内装等は気を付けてますね。綺麗な状態の手袋でやるっていうのが決まりなんで、毎日。替えてます」
駐車の向きも綿密に練られた計画どおりに進めます。
マツダ・ロジスティクス 田中亮吉 マネージャー
「揚地でのリスクを(輸出先で降ろしやすいように)積地で極力取ってあげるのを考慮したプラン」
仕上げは、車が停止した途端、すかさず駆けつける「ラッシャー」たち。「けん引フック」に特殊なベルトを付けて、車体を床に素早く固定します。一か月以上に及ぶ航海の激しい揺れから、車を守るための重要な作業です。このベルトのだけで、1トンから2トンある自動車を支えることができます。それぞれが役割を完璧にこなし、一つのチームとして動く。この完璧な連携プレーが、安全で迅速な船積みを支えています。