特攻の記憶と平和への灯

迎えた本番当日。会場は満席です。

穴澤少尉が出撃直前に智恵子さんへ書いた最期の手紙が届いたのは、亡くなった4日後でした。

『あなたの幸(しあわせ)を希(ねが)ふ以外に何物もない』

(観客)
「自分たちは(戦争を)経験していないが、公演を見て実感することができて感動した」

「きょうの舞台は涙を何回も流しました」

(東垂水優陽さん)「戦争の怖さやその中に青春、人生があったことは経験した人にしか分からない。私ができることは戦争の事実を間違いなく知って、事実を後世に繋いでいくこと」

舞台を通じて学んだ知覧の特攻の記憶と平和への灯。東垂水さんはしっかりと受け止め、次の世代へと受け継いでいきます。

穴澤少尉などの資料が見ることができる企画展が知覧特攻平和会館で10月31日まで行われています。