■2歳の時父を亡くした女性
県遺族会女性部副部長の小山田扶二子さんです。太平洋戦争のさなかに満州で生まれ、2歳の時に戦争で父を亡くしました。


Qこれは扶二子さん?「だと思う。生まれて何か月だろう」

Q満州での写真?「満州で」

Qこれお父さんとの写真?「そう。着物着てる。陸軍の官舎で。お嫁に行ってそこで私が生まれた」



精悍な顔つきでまっすぐカメラを見つめる扶二子さんの父・小山田権蔵さん。

軍人として満州に滞在していた権蔵さんと母・えいさんの出会いは、兵士に日用品などを送る慰問袋がきっかけでした。

小山田扶二子さん(83)「たまたま母が出した慰問袋が父に届いて手紙がきたそう」

もともと慰問袋は家族や友人から送られるものでしたが、戦況の悪化に伴い前線の兵士を励まそうと不特定多数の兵士宛に送られるようになり、偶然にも、えいさんの慰問袋が権蔵さんのもとに届きました。

小山田扶二子さん(83)「それからずっと手紙交換をしていて4~5年そういう交換があった」














