吹田市がこの場所に建設するワケは?

 吹田市はいったいなぜこの場所に建設をするのか。そのわけはこの土地の歴史にありました。

 1960年代。吹田市や豊中市で「千里ニュータウン」の開発が行われました。その際、ニュータウンの下水を処理する施設が必要となり、大阪府は府の土地だったこの場所に「正雀下水処理場」を建設。2013年まで稼働していました。

 その間に下水処理場の管理者は吹田市に移り、閉鎖後の2018年には土地の所有権も取得しました。

 2021年には、この土地に吹田市と摂津市が共同の給食センターをつくる計画が持ち上がりましたが、財政面やコンセプトの違いなどから計画が白紙になったため、吹田市が単独で建設することになったというわけです。