「摂津市」で作られた給食はすべて「吹田市」へ
「健康と医療」をコンセプトに再開発されたエリアだけに、給食センターができることは想定外だったという今井さん。
今年4月、知人から計画について聞いたときには、既に住民向けの説明会は終わっていました。説明会の資料を手に入れ目を通すと、さらに気になることが…
(今井さん)「調理食数最大1万1500食、稼働日数190日、配送先が吹田の市立中学校18校ということで、摂津市の立地なんですけど、すべて吹田市のための施設ということで、到底納得のいかないような内容になっています」
給食センターが建設される場所は摂津市ですが、計画したのは隣接する吹田市で、ここで作られる給食はすべて吹田市内の中学校向けだったのです。
(今井さん)「摂津市の給食も作るというのならまだ分かるのですが、なぜ吹田市のための建物を摂津市に建てるのかかなり疑問でした」
もう一度、吹田市から説明を聞きたいと、今井さんは再度、説明会を開くよう打診しましたが、吹田市は「説明責任は果たした」として応じなかったといいます。