■迫真の裁判体験

被告人は、山形市内の電器店でテレビ1台を盗み、従業員を振り払い頭に怪我をさせたという設定です。

模擬裁判では実際の刑事裁判と同じように起訴状の朗読から始まり、検察側・弁護側双方の証人尋問や被告人質問が行われます。

検察官役の生徒「盗まれたテレビの特徴は覚えていますか?」

証人役「はい。(型番)の黒です」

被告人の家から同じ型のテレビが発見されましたが、被告人は、友人から譲りうけたと主張します。



検察官役の生徒「テレビを譲ってくれたというご友人の名前を教えてください」

被告人役「こんなことに巻き込みたくないので友人については話せません」

裁判の後は、内容について相談する評議を体験です。



山形地方裁判所 島田壮一郎 裁判官「被告人が言っていることが怪しいとか、うさん臭いとか、そういった理由で有罪にはできないので、ちゃんと証拠があるかというのを今から見ていかなければいけない」

生徒は「(被告人は)雰囲気が似ているだけで、本人ではないかもしれないから、証拠についてはもっと慎重に考えた方がいい」