シリーズ「信州の戦後80年つなぐ、つながる」。
県内でも被爆者の体験や思いを未来につなげようという活動が行われています。
6月、長野市で冊子の梱包作業が行われていました。

「願いをつなぐ~長野のヒバクシャ80年目の証言~」。

県内の教員や医師、大学生などでつくるプロジェクトのメンバーが作成しました。
事務局の近藤拓也さん、御代田中学校の教員です。
ヒバクシャの願いをつなぐプロジェクト事務局 近藤拓也さん:「被爆80年に向けて何かやりたいねというところで、被爆者の方に話を聞くということをやりたいねというところがスタートでした」

近藤さんたちは県原爆被害者の会に協力を仰ぎ、1年以上をかけて県内に住む13人に聞き取りをしました。冊子には直接被爆した人のほか、母親のお腹の中や、広島や長崎での救護活動中で被ばくした人。
両親が被爆した2世の証言などがつづられています。