「向上心が強い方だ」「理屈っぽい方だ」

続いては「独立心が強い」「世話好き」など4つのテーマです。

【画像⑪】

向上心が強い面【画像⑪】でトップになったのはご当地在住者では「東京都」、2位に「神奈川県」と関東圏が続いています。上京者では「福岡県」「鹿児島県」「広島県」と西日本が上位を占めています。

理屈っぽい面では、ご当地在住者は「京都府」「長野県」「熊本県」、上京者では「長野県」がトップで「山形県」「京都府」「熊本県」が2位タイでした。

【画像⑫】

独立心が強い【画像⑫】のはご当地在住者では「東京都」「京都府」「大阪府」「広島県」「福岡県」と都市部がランクイン。上京者では「京都府」がトップで、2位に「広島県」が入っています。

世話好きな県民性は、ご当地在住者のトップ3は「沖縄県」「大阪府」「高知県」、上京者では「岩手県」「山形県」が1位タイでした。

(JRC研究員 池内 摩耶さん)
「ご当地の住民が地域をどう捉え、何に愛着を持っているかを認識することがこれ からの持続可能な観光地経営に重要だとJRCは考えています。愛着の強い地域の愛 着源泉を見ると、愛着ポイントが多岐にわたり個性的で、地域の人たちが地元の魅 力を認識し、深い愛着を抱く傾向が見られました」

「また、『ご当地在住者』と『上京者』を比較してみたところ、上京者の方がご当地愛が高い傾向が見られました。 愛着は、ただ地元に残るだけではなく、県外に出たからこそ気付くものでもあると いう気持ちの表れかと思います」

「 また、ご当地在住者・上京者の地域への愛着の高まりは、ご当地への誇りや自信へとつながり、その結果としてご当地への旅行推奨度が高くなる傾向が見られました」

「さらに、ご当地への誇りを持つ人との関わりや地元の友人とつながりが深く、地域への貢献意識も高い傾向が見られます。現在、観光業界が直面する人材不足やオーバーツーリズムの問題解決に重要である、住民の理解・関与に地域愛の深化が貢献できるのか、引き続き研究してまいります」

今回のランキングで皆さんの地元はいかがでしたか?お盆シーズンをきっかけに、自分の故郷のいい部分を再認識するきっかけにつながればと思います。

調査対象者:全国の20~69歳の男女 スクリーニング調査 調査期間 2024年5月17日(金)~5月29日(水) 配信数・回収率 108万5,466件(回収率8.0% ※データクリーニング前のサンプルを含む) 分析対象数 計8万5,594人 A)首都圏以外の在住者 計1万5,036人 B)首都圏の在住者 計7万558人