降り始めからの雨量平年の“月間雨量”超える

降り始め(5日午前8時)から7日午前4時までの降水量を見ると、新潟県佐渡市羽茂では377.0ミリ、石川県珠洲では150.0ミリ、輪島では142.0ミリ、金沢では132.0ミリを記録しています。

富山県でも氷見で91.0ミリ、魚津で83.5ミリなど、かなりの雨量となっています。

北陸地方では、これまでの降水量と合わせた最大24時間降水量が、8月の平年の1か月の降水量を超える所がある大雨となるおそれがあります。このため、警報の発表地域が拡大する可能性があります。

今後の雨量予想と線状降水帯の危険性

7日に予想される1時間降水量は、新潟県、富山県、石川県で50ミリ、福井県で40ミリと非常に激しい雨が予想されています。7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は、新潟県と富山県で120ミリ、石川県で100ミリ、福井県で80ミリとなっています。

さらに、8日午前6時から9日午前6時までには、新潟県で50ミリの雨が予想されています。特に注意したいのは、線状降水帯が発生した地域では局地的にさらに雨量が増えるおそれがあることです。線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域は、新潟県、富山県、石川県で、その期間は7日朝にかけてです。

防災対策と今後の注意点

北陸地方では、7日夕方にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。その後も8日昼前にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。

また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、速やかに建物内に移動するなど安全確保に努めてください。ひょうが降るおそれもありますので、農作物等の管理にも注意が必要です。

気象状況は刻々と変化していますので、最新の気象情報や自治体からの避難情報に常に注意を払い、適切な行動をとることが重要です。