大雨と雷及び突風に関する東北地方気象情報 第8号
2025年08月06日15時50分 仙台管区気象台発表
東北日本海側では、7日未明から夜遅くにかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、東北地方では、7日夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。
[気象概況]
低気圧が日本海にあって、東へ進んでおり、前線が東北地方にのびています。低気圧は7日にかけて、日本海から北日本へ進み、寒冷前線が東北地方を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、上空の寒気や日中の気温上昇の影響も加わるため、東北地方では、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため、東北日本海側では、7日は、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
[雨の予想]
6日に予想される1時間降水量は多い所で、
東北日本海側 40ミリ
東北太平洋側 40ミリ
7日に予想される1時間降水量は多い所で、
東北日本海側 60ミリ
東北太平洋側 40ミリ
6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北日本海側 200ミリ
東北太平洋側 120ミリ
なお、24時間降水量200ミリは、秋田や山形の8月の月降水量平年値を超える降水量になります。
[防災事項]
東北日本海側では、7日未明から夜遅くにかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、東北地方では、7日夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。