赤木名集落に住む重井武洋さん(80)は、父・武茂さんを防空壕で亡くしました。43歳でした。重井さんは昭和20年(1945年)8月4日生まれ。その2日後に父親は亡くなりました。

(重井武洋さん)「(慰霊祭の継続を)願っています。そうしないと浮かばれない」

(里斉亮さん)「人生の先輩方の体験談は、本当に貴重。戦争の怖さが身に染みて分かった。(若い世代に)戦争の体験談を聞いてもらい、怖さを分かってもらえたら」

広島に原爆が落とされた同じ日に、奄美大島でも空襲で奪われた多くの命。記憶を語り継ぐ里さんの地道な活動は続きます。