既存ダムの「かさ上げ」案 コスト面での課題も

そこで、今出てきてる話がダムのかさ上げだそうです。高さを加えるだけではなく、かかる水圧に耐えるために全体にコンクリートが必要ということでこちらもコストがかかります。

今まで上水道整備は厚生労働省、下水道整備は国土交通省と別れていましたが、去年4月から国交省に一元化されました。水道事業の経営基盤の強化、老朽化や耐震化への対応、災害発生時における早急な復旧支援、渇水への対応などを行います。

いっぽう、ダム以外で、水不足に対して利用できそうな水は以下のどれでしょう。
①海水
②下水
③雪
④地下水

海水を淡水化して利用したり、下水を上水化するのにはコストがかかります。雪は、春先までたまった水が出始めてくれるという天然のダムの役割を果たしますが、温暖化で積雪量そのものが減っています。最後の地下水ですが、かつて感染症が広がった問題などで、水道に変わっていきましたが、熊本県などは水道水を地下水から取っているということで、もう1回ここを見直すという話も出てきています。

水不足、わたし達の「水は豊かにある」という意識をスイッチしていく必要があるかもしれません。

(2025年7月28日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)