できること3つ「水の出しっぱなしダメ」「水漏れチェック」「雨水タンクの設置」
生活用水への影響もあるということで水不足に備えて今のうちからできることとは?
まず“出しっぱなし”をやめる。1分間出しっぱなしにすると、蛇口なら12L、シャワーなら10Lの水が流れます。1分を30秒に減らすだけで、6Lの節水に。これを1週間続けると42Lとなります。
そしてもう1つは「水漏れチェック」。手順は以下の通り。
①すべての蛇口を閉める
②トイレに水が流れていないか確認
③水道メーターを確認
全ての水を使わない状態で、メーターが止まってるかどうかの確認をしてください。
そしてこんなデータも。水道管の老朽化率の全国平均は23.6%で、都道府県別で見ると、ワースト1位が大阪府の33.8%です。家の前の道までの太い水道管から家庭に引く水道管は、責任は各家庭にあるそうです。そこで水漏れが起こっているかどうかは自分でチェックして直さないといけないということです。
他に各家庭でできることでいうと、「雨水タンク」の設置が挙げられます。実は各家庭の雨水タンクの設置は2014年から努力義務となっています。ホームセンターなどでは数万円で売っていて、自治体によっては補助金が出ます。
【大阪府 雨水タンク設置の助成制度】
大阪市、寝屋川市、和泉市 購入可価格の2分の1(上限3万円)
高槻市 設置費用の3分の1(上限1万円)
茨木市 購入価格の3分の2(上限3万円)
高石市 購入価格の3分の2(上限4万円)
また、雨水を下水道に直接放流せず貯水し、地中にゆっくり浸透させつ構造の植栽空間である「雨庭」をつくる取り組みも行われていて、京都市では、2024年度末までに合計16か所の雨庭を整備しています。