5本の桜を残すため… “樹木医”に依頼
毎年春に境内を彩ってきた樹齢100年のソメイヨシノは、クビアカの被害で伐採されました。現在残った5本の桜をなんとか残したい。そこで頼ったのが樹木医の前田隆司さん。

(樹木医 前田隆司さん)
Q.クビアカは増えている?
「ものすごく増えている」
Q.駆除依頼も?
「ここ2~3年、急激に増加している」
早速現場を訪れると…

(前田さん)
「幼虫が(幹の中に)入っている跡がかなりある。このような所に出ている木のくずですね。これ“フラス”と呼んでいますが、カミキリムシの排せつ物と木のくずが混ざったものです。(幹の中に)幼虫がいます」
「フラス」とは、木くずと幼虫のフンが混ざったもので、幼虫が幹の中で食い荒らしている証です。

バラ科の樹木を好むクビアカツヤカミキリは、木の表面に卵を産み付け、幼虫は幹の中を食い荒らしながら成長。こうして空洞ができると水や養分が行き渡らなくなり木は枯れてしまうのです。

