知らないうちに木を内側から食い荒らし枯らしてしまう、クビアカツヤカミキリの被害が広がっています。艶のある体に赤い首。不気味な害虫の実態に迫ります。
黒く艶のある細長い体に不気味な赤い首。樹木の内部を食い荒らすやっかいな害虫。それは…「クビアカツヤカミキリ」。

桜や桃、そして梅などの木を食い荒らす「クビアカツヤカミキリ」、略してクビアカ。特定外来生物にも指定されています。
中国由来といわれ、2012年に国内で初めて愛知県で確認されました。以降被害はみるみるうちに全国に広がり、今では15都府県に拡大しています。


(なごや生物多様性センター 能丸かおり 主事)
「名古屋市内は過去最悪のペースで被害が拡大している。被害樹木が776本確認されている」

2019年以降、毎年のように増え続け今では名古屋市内ほぼ全域に広がっています。そして、ことしも…