「もう辞める」 弱音吐き母と大喧嘩 「甘えるな」
山内の加入時から前作までにリリースされたHKT48のシングルは16枚。
傷つきながらもアイドルとして前を向けたのはなぜだったのだろう。

HKT48 山内祐奈(26)
「弱音ばかりを吐くようになってしまっていたある時、こらえきれずに家族に『もう辞める』と感情をぶつけたんです。それで母と大喧嘩になって。すると母から『甘えるな。まだ甘いね、もっと頑張れるやろ』と一喝されて。母は強い人なんです。私が今まで出会ってきた人たちの中で一番怖いのが母なので。その時は反発しましたが、それがあったからこそ頑張れてるなと思います。そして、何のために頑張っているのかなと考えた時に、浮かんでくるのはファンの皆さんなんですね。『次があるよ』『頑張れるよ』とポジティブな声で応援してくれたり、握手会などでの他愛もない会話からも元気をもらいましたし、明るくなれました。表には出さないんですけど、私は負けず嫌いなところがあって、頑張ることは嫌いじゃなかったですし、苦しかった10代後半、ファンと家族の存在はくじけそうになった心の支えでした。」