維新が訴える「社会保険料の引き下げ」

 そして維新が掲げていたのは、社会保険料の1人年間6万円引き下げです(年間4兆円以上の医療費削減)。

 これについては、今回の維新の獲得議席7(+2)では実現は難しいと白鳥教授はいいます。武田氏も「大規模な制度改革で時間がかかる」とした上で「現時点では先行き不透明で実現性は低い」と指摘。

 こうして見ると実現する政策は少ないように思われますが、それでは結局、政治不信につながってしまいます。参院選で示した国民の意思表示は政治に繋がっていくのか。この夏の動きを私たちもしっかり見ていく必要がありそうです。