7月も半ばを迎えて夏の全国高校野球選手権大会の地方大会も佳境に。大阪と兵庫では初戦を突破した実力校、大阪桐蔭と東洋大姫路が登場して3回戦が行われました。
春の近畿大会で王者に輝いた『東洋大姫路』 苦戦を強いられるも兵庫大会3回戦突破
去年、秋の近畿制覇に続いて春の近畿大会でも大阪桐蔭、智弁和歌山といった強豪校を下して王者に輝いた東洋大姫路。大本命で登場した兵庫県大会では思わぬ苦戦を強いられました。
【2回戦】は、この春に急成長した木下鷹大投手の力投もあって、高砂を相手に9対2と7回コールド勝ちを収めたものの、【3回戦】の洲本との対戦では大苦戦。両チーム無得点の3回に一挙4点を失うまさかの展開となります。フォアボールにエラーも重なる大量失点。なおも続くピンチに岡田龍生監督はエースナンバーを背負った木下投手を早くも投入します。
エースの奮闘でなんとか相手の勢いを食い止めると打線が奮起。その裏に3点を返して1点差に迫ると、5回のインターバルを挟んだ後の6回、それまで苦しんでいた洲本・千葉巧大投手の低めに落ちるボールにしぶとく対応していきます。
ボールになる変化球はしっかりと見送ってチャンスを演出。4対4の同点に追いつくと、6番・見村昊成選手がライトへの勝ち越しのタイムリーヒットが飛び出し、7回と8回にも得点を加えて勝利を手繰り寄せました。
木下投手は、4回こそピンチを招いたものの5回以降は、チャンスらしいチャンスをつくらせないさすがのピッチング。打線の踏ん張りと木下投手の2試合連続の力投で、7対4と勝利した東洋大姫路。木下投手以外の投手陣の4回戦以降の奮起に期待です。
その他、兵庫大会では報徳学園・神戸国際大付属・明石商といった有力校も順調に3回戦を突破。
7月17日(木)からはベスト16進出をかけた4回戦が行われます。