防衛力強化に揺れる島 各候補者の考えは?



▼奥間亮 候補(自民・新)
「私たちの沖縄、そして日本、国民・県民の命を守るための能力と私は捉えているし、そう表現しています。例えば国際法上、相手国がミサイルを今もう打とうとしているという時には、打とうとしている基地の能力を不全にする、そういった実力行為というのは国際法上、正当防衛とみなされて認められていますので、私たちの国の、国民の命を守るための能力というのは、必要最低限、保持すべきという立場です」



▼高良沙哉 候補(無・新)
「私は反対しています。やっぱりこの計画そのものが、米軍との共同関係の深化の中で、沖縄が危険な状態になるということが分かっている計画ですから、沖縄を使ってどこかを守る、沖縄を拠点として、台湾有事に対抗するとか、日本本土を守るということになると、どうしたって、かつての沖縄で日本を防衛したという戦争の歴史と変わらなくなってしまうので、やっぱり軍備を強化して、沖縄がより一層危険になるということに私は反対をしています」



参政党の和田知久候補は、自衛隊が米軍に頼らず自立することが必要としたうえで、「オプションとして敵の基地を攻撃する能力はあった方がいい」と答えています。



参議院沖縄選挙区にはこのほか、政治団体NHK党の真喜志雄一さん、無所属の比嘉隆さんが立候補しています。

変化し続ける安全保障環境への不安と、島に圧し掛かる防衛力強化の負担。それぞれの声を一票に託す参議院選挙となります。