参議院選挙シリーズ「1票が“変える”未来」。沖縄選挙区からは5人が立候補していますが、今回は和田知久さんの経歴や主な政策をお伝えします。

沖縄市から選挙活動をスタートさせた和田知久さん。去年の衆議院選挙に続き、参政党公認で2度目の選挙戦に臨みます。
和田さんは大阪府出身。三菱電機に16年間勤めたあと琉球大学に転職し、副学長や工学部の学部長などを歴任しました。
▼和田知久 候補
「前回、衆議院選挙出たんですが、あの時と全然違いますわ。感触では相当あれより何倍にもなっています。僕の感触では。まぁでもわかりませんからね、票はね。分かりませんので、なんとも言えませんが、油断しないようにやりたいと思います」

各種情勢調査で、参政党の支持率は急上昇し、知名度もどんどん増しています。
▼和田知久 候補
「何の企業のバックもない。宗教団体もバックにない。本当に一般市民がボランティアでやる政党です。7月20日は参議院選挙です。今後も増税が続くのか止まるのか、違う状況になるのか大きな大きな選択です」

▼和田知久 候補
「長年、僕はね、一応は自民党の支持者だったんですけど、ここ何年か、自民党はどうしても左寄りのリベラル政策が多くなってきたと。そして日本を破壊するような政策が増えてきましたので、これだめだねと思っていたら参政党が現れまして、参政党支持になりまして、参政党を応援活動しているということでございます」

去年、他の候補が出そろわないなか、いち早く参院選への出馬を表明。選択的夫婦別姓の導入などには反対の立場です。
▼和田知久 候補
「変な法案ですね、選択的夫婦別姓とか、LGBT理解増進法とか、これが、まだできてませんけど選択的夫婦別姓は。これに反対していきたいというのが参政党の方針です」

那覇市で行った第一声では、基地問題にも多くの時間を割いて言及しました。
▼和田知久 候補
「米軍基地の専用施設が70%も沖縄にある。戦後、1945年以来80年間ずっと他国の軍隊がいる。これね、こいつを何とかしなきゃいけない。知事ではできません。権限はありません。やっぱりね、何としても政権を、与党を取らないと、この大きなものだって変えられないわけです」

▼参政党・神谷 代表
「沖縄の人たちが戦ったのは米軍。日本軍の人たちが、日本人が沖縄の人たちを殺したわけじゃないんですよ。にも関わらず日本軍にやられましたみたいな記述があるからそれはおかしいでしょって話ですよ」
一方で、参政党は代表を務める神谷参議院議員の沖縄戦の歴史認識をめぐる発言などが度々物議をかもしています。これについて和田さんは。

▼和田知久 候補
「最初はみんな慌てました。慌てましたけど、神谷代表は信念持って言われているのかなと思ってサポートしていこうと思っております。元々泡沫候補で扱われていたやつが出てきたので色々あるでしょう。上がったり下がったりしながら認知度上げていただいたらいいなと思っているんで」
そのうえで、沖縄こそ、参政党が掲げる政策が重要になってくると訴えます。
▼和田知久 候補
「今回は9つの政策を言っています。どれも沖縄に重要なものです。減税とか少子化対策。本当に子どもは大切ですから、子どもたち増やさないといけないので。だから沖縄県が中心となって子ども増やしていって、沖縄が中心となって日本を発展させていったらいいのかなとマジで思っています。だって一番少子化してないんだから」
保守票だけでなく、支持政党がない浮動票も一定程度獲得するとみられている参政党。今回の選挙戦で台風の目となっています。

参議院選挙沖縄選挙区にはこのほか、自民党公認の奥間亮さん、政治団体NHK党の真喜志雄一さん、無所属の高良沙哉さん、無所属の比嘉隆さんが立候補しています。
