恐竜の歯やカメ類などの化石が見つかっている久慈市で新種の可能性のあるハチの化石が見つかりました。

これが久慈市で発見された後期白亜紀のシリボソクロバチ類の化石です。
恐竜のいたこの時代のシリボソクロバチ類の化石の発見は国内で初めてで、新種の可能性があります。

大きさが5ミリほどの化石は、久慈市内の地層で採掘された琥珀の中から2017年に発見されました。

これまでにレーザー顕微鏡などによる解析が行われ、10日久慈琥珀博物館と早稲田大学の平山廉教授、福井県立大学の大山望助教らが東京で共同で会見を開き、今回の発見について説明しました。

(大山望助教)
「こちらが6個体入っている琥珀になります。」
今回は1つの琥珀から6匹のシリボソクロバチ類の化石が発見されていて、生態を解明する上でも重要な意味を持つといいます。

この化石の入った琥珀は12日から久慈琥珀博物館で公開されます。