農家「コメ作るには人がいないと」
この事態をどう打開していくのか。
「日本農業の生産能力を高め、未来永劫継承する」というビジョンを掲げ、AIを活

農業法人「中森農産」中森剛志代表
「コメを作るには人を作らないと絶対できないということです。“コメを増やさなきゃ”と言っていますけど、人がいないのに作れるわけがない」
36歳の中森代表は、高齢で後継ぎがいない農地を借りながら、年々規模を拡大。約330ヘクタール=東京ドーム70個分もの広大な土地を管理しています。

社員の平均年齢は30代前半。若い人材を集めるために、週休2日制度を導入し、社員の年収1000万円を目指しているといいます。
引退する農家が増え続ける中、中森さんが今後のコメ政策に求めることは…
農業法人「中森農産」中森剛志代表
「全国の6割の農地が10年後、20年後、担い手が今、未定の状態なので、必要量を供給していくと考えたときに、みんな大規模化しなきゃいけない。再生産可能な価格ではなくて、規模拡大可能な価格を農家自身でも醸成していかないといけないし、政府としてもそこをターゲッティングしてほしい」
担い手を増やしていくためには、点在する農地を集約し、生産コストを下げることが重要だと中森さんは話します。