“空梅雨”で関東の水がめは大丈夫?
井上キャスター:
関東の20日間の降水量の平年比を見ていきます。(気象庁より 29日までの合計降水量)

▼前橋:88%
▼宇都宮:97%
▼水戸:112%
▼さいたま:92%
▼東京:51%
▼横浜:49%
▼千葉:47%
ほとんどが平年より少なく、東京・千葉・横浜では半分ほどでした。
関東の一部では“空梅雨”となっている中、夏に向けて気になるのは水がめの状態です。
首都圏の水源は平均と比べ…

【首都圏の水源】(国土交通省 関東地方整備局HPより)
▼利根川水系(上流):118%
(矢木沢など9ダム合計)
▼利根川水系(鬼怒川):112%
(川俣など4ダム合計)
▼荒川水系:103%
(滝沢など4ダム合計)
▼多摩川水系:86%
(小河内ダム)
▼相模川水系:101%
(宮ヶ瀬など3ダム合計)
実は、意外にもほとんどのダムでこの時期の平均に比べ、現在の方が貯水量が多くなっています。
その理由として、▼冬の時期に山に積もった雪の量が多く、雪解け水が多かったことと、▼5月の雨量が平年より多かったため、今のところはダムの水が“温存”できているということですが、国土交通省の関東地方整備局は、「引き続き雨が少ないままだとダムの放流が増えるので、節水を心がけてほしい」ということでした。