東日本ではまだ梅雨が明けていませんが、猛暑続きで畑や田んぼに影響が出ています。東京などは雨も少ないですが、夏の水不足の心配はないのでしょうか。

“空梅雨”で野菜の生育・価格に打撃

井上貴博キャスター:
連日の暑さが農作物にも大きな影響を与えています。

東京・立川市にある小山農園の野菜を見てみますと、レタスは雨が降らないので水分を吸収できず、枯れてしまっています。ズッキーニも大きくならず、色もついていません。

一方、トウモロコシは「暑さに強い」と言われていて、2024年の倍の5000本を栽培しているそうです。小山農園の小山三佐男さんは「トウモロコシの生育状況は絶好調。暑ければ暑いほど甘みも強くなる」と話していました。

スーパーでの野菜の価格にも影響が出ています。アキダイ(東京)の30日の販売価格ですが、2週間前と比べて、▼キャベツは約60円↑(一玉158円)、▼キュウリは約50円↑(一袋198円)、▼トマトはこれから価格上昇の見込み、となっています。

アキダイの秋葉弘道社長は、「高温・空梅雨が続くと、エダマメや秋のサトイモ、サツマイモにも影響が出る可能性もある」と話していました。