6月27日(金)に、近畿地方で梅雨明けしたとみられると発表がありました。統計を始めて以来、最も早い梅雨明けとなり大阪・関西万博会場も本格的な長い夏が始まりました。また、万博会場は大阪湾から湿気を含んだ風がダイレクトに入ってくるために、大阪市内中心部よりも湿度が高く熱中症リスクが高まると見ています。蒸し暑い万博会場の熱中症対策についてお伝えします。(気象予報士・吉村真希)
6月9日に梅雨入りをした近畿地方ですが、今年の梅雨期間は記録的に短い18日間(速報値)になりそうです。平年の梅雨期間は40日間以上ありますので、半分にも満たない期間で過去2番目に短くなりました。梅雨入りをしてから度々、大雨に見舞われたものの大阪市内の梅雨の雨量の平年比は81%と少なく、近畿地方の他の地域ではかなり少なかった所もあります。この夏は、水不足が深刻化する恐れがあります。