気象庁は、長野と群馬県境の草津白根山のうち白根山で火山性地震が増えていると発表しました。活動が高まる可能性があるとして、周辺への立ち入りに注意を呼びかけています。

火山性地震は26日午前1時頃から増え始め、正午までに20回観測されました。
これに伴い、わずかな傾斜変動も認められたということです。

白根山の湯釜付近では、24年6月頃から緩やかな地殻変動も続いています。

噴火警戒レベルは「1」のまま変わっていませんが、湯釜火口からおよそ500メートルの範囲ではごく小規模な火山灰などが噴出する可能性があります。

今後、火山活動が高まる可能性があるとして気象庁は「活火山であることに留意し、今後の活動推移に注意してほしい」と呼びかけています。