【長岡市 磯田達伸市長】
「火が出ても火災にならないよう、火災拡大とならないよう対策をしています」

25日の定例会見で長岡市の磯田達伸市長は、中之島信条クリーンセンターでは運転再開を前に火災防止策を強化したと説明。
そのうえで、市民への協力を呼びかけました。

「こうした被害が出てみると今後も大きな問題になる。内蔵型で気がつかない電池、家電がゴミとして出される中で、取り組みが適正に機能して事故が起きないように協力を仰ぎ、取り組んでいきたい」

【記者リポート】
「長岡市役所の一角には、リチウムイオン電池の回収箱が設置されています」

長岡市では毎月2回、リチウムイオン電池を“家庭ごみ”として回収しているほか、市の施設44カ所にもリチウムイオン電池回収用の箱を設置しています。
しかし一方で、不燃ごみの中に小さなリチウムイオン電池が混ざっているケースは依然として後を絶ちません。

【中之島信条クリーンセンター 内山伸一さん】
「市民の皆さんには、リチウムイオン電池を極力取り除いていただいて、我々施設も安全にごみ処理できればと思いますので、ご協力をお願いします」

今回の火事の復旧にかかったおよそ12億円は、長岡市が加入していた災害共済でまかなわれましたが、場合によっては市が税金から負担するケースもあるそうです。
小さな電池一つが大きな被害をもたらす事実を1人ひとりが再意識し、正しくごみを分別することが求められています。