新潟市消防局の協力のもとで2020年に行った実験では、リチウムイオン電池に衝撃を与えると、爆発音とともに火花が一気に噴き出しました。

リチウムイオン電池は、傷がついたり衝撃が加わったりすると“発火”することがあるのです。

【記者リポート】
「集められたゴミは分別されたあと、こちらの部屋で細かく砕かれますが、ここで火が出たということです」

処理施設に入った不燃ごみは、再資源化のために細かく破砕されます。
この作業の際にリチウムイオン電池が混じっていると発火する危険があるため、集められたごみの中を“手作業”で確認しています。

【中之島信条クリーンセンター 内山伸一さん】
「残念ながらこのように、リチウムイオン電池関係の“電気製品”が、多いと1日でこのカゴがいっぱいになるときも」

長岡市によりますと、2023年に34件・2024年には1件の“発火”が中之島信条クリーンセンターで、目視で確認されていているということです。
また、粗大ごみを処理する『鳥越クリーンセンター』でも2019年に爆発事故が起きています。