2001年から20年あまりに渡って運用を続けてきた日本の主力ロケットH2A。これまで、およそ90機の人工衛星や探査機などを宇宙に届けてきました。

開発期間中に、日本初の純国産大型ロケットH2ロケットが2年連続で打ち上げに失敗。日本のロケットへの信頼が揺らぐ中、H2Aはその改良版として誕生しました。

(中村雅司さん)「これが失敗したら宇宙事業から撤退するんじゃないかという気持ち。これで最後になるかもしれないけれど、一生懸命打ち上げようねと話していた」

初めての打ち上げは、成功。日本の新たなロケットとして第一歩を踏み出しました。翌年以降も5機連続で打ち上げは成功し、その歩みは順調と思われていましたが。