日本の主力ロケットH2Aの最終号機となる50号機が、今月29日、種子島宇宙センターから打ち上げられます。ここまで49機中48回、打ち上げに成功してきたH2Aの歩みと、関係者の思いを取材しました。

「50号機までいくとは思わなかった。やっぱり良い機体だったんだなと」

中村雅司さん、55歳。1988年に三菱重工業に入社し、H2Aの前身にあたるH1、H2ロケットをはじめ、歴代のロケットの製造などに携わってきました。

(中村雅司さん)「新人工場見学のときにロケットが並んでいる姿を見て、強く配属を希望した。一生懸命覚えて、これから僕が引っ張っていくんだという気持ちでH2Aを勉強した」