「歩道通行」パブリックコメントで意見相次ぐ
警察庁は反則金の金額を4月24日に公表し、パブリックコメントを募集していました。5900件を超える意見や問い合わせが相次ぎましたが、そのうち4000件以上が「歩道通行」に関する意見だったといいます。
・歩道走行は全て禁止されるのか?
・車道を走るのが危険なので逆に歩道を走行している
・歩道走行で反則金はおかしい
など
街で聞いてみるとー
「(車道が狭くて)車が来ていたりすると車道側に出ずに歩道を通過してしまうことはあります」(20代会社員)
「専用のレーンがあったりなかったりするので混乱するときがありますね」(30代会社員)
歩道通行 そもそもの決まりは

〈道路交通法第十七条第一項〉では、
車道と歩道の区別があるところは「車道走行」が原則となっています。
歩道を通行することができるのは原則「普通自転車歩道通行可」の標識があるときとされています。
コメンテーター 伊藤聡子:
許されているところだけ歩道を走っていいということなんですよね。
ただパブリックコメントにもありましたが、本当に道路がすごく狭かったり、車がスレスレにくると自転車も車も怖いだろうなというところもあるんですよね。日本はまだその辺が整備されていないところもありますよね。

今回警察庁が公開した歩道通行のルールに関する資料によるとー
≪取り締まりの対象外≫
▼13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者
▼標識などで通行を認められている場合
▼車道通行が危険な場合(工事などしていて車道が通れない)
▼車道が狭くて危ない
恵俊彰:
年齢制限と標識は分かりやすいですよね。
でも下の2つ。危険な場合をどういう認識で判断していくんですかね。
コメンテーター ふかわりょう:
今回こういう規制を設ける一番の目的は事故を減らすこと。
でも事故を減らすためにとっている手段が、丁寧にやらないと余計に混乱や事故を招いてしまうので、やはりそこら辺の環境整備をしっかりしてからにしてほしいなとは思いますね。