町内会の解散と防災対策

町内には50階以上ある高層マンションもあり、1棟あたり数百もの世帯があります。そして、皆さんの記憶にもあるかもしれませんが、この近くでは2019年の台風災害で高層マンションの地下などが水没する被害がありました。直接的な大雨、強風のような被害ではなく、排水が追い付かない「内水氾濫」という都市部ならではの問題を考えさせられるきっかけになりました。

町会が無くなった今、自主防災組織はどうしていくのか?といった懸念がありますが、最後の町会長をしていた五十嵐俊男さんは今後の小杉町3丁目エリアの地域防災に期待することについて、このように話してくれました。

五十嵐俊男さん

「解散する前になかなか(防災)組織を立ち上げるというのも難しいので、例えば高層マンションが町会の会員じゃないとか、いや町会だとか、そういう3丁目町会っていう枠が外れればね、お互いの動きが良くなるんじゃないかって、私はそれを期待するような面もあります」