鉄人のスポーツともいわれるトライアスロン。その世界選手権が6月スペインで行われます。競技を始めてわずか3年で日本代表となり、会社員、そしてパパでありながらトライアスロンで世界一を目指す32歳の男性を取材しました。
ラン、バイク、スイム。3競技を連続して行う、鉄人たちが集うスポーツトライアスロン。この世界選手権に日本代表として挑む選手がいます。
富山県小矢部市のトライアスリート、中山和哉さん(32)です。

中山和哉さん
「おはようございます。」
記者:朝4時ですけど、いつもこの時間ですか?
中山和哉さん
「だいたいこの時間には起きてトレーニング始めてたり。眠たいですよ!毎日眠たいですよ、やっぱり。限られた時間で強くなろうと思うと、この時間を捻出するしかないかなと思ってます」

中山さんの1日は、朝4時のランニングから始まります。
小矢部市のゴールドウインでフルタイムで働きながらアスリート活動を続けている中山さん。
出勤前のこの時間が、毎日のトレーニングタイムです。
中山さんがトライアスロンを始めたのは3年前。前職の高校の教員時代のことでした。
中山和哉さん
「富山いずみ高校っていうところに37キロ片道通ってたんですけど、ファボーレあたりからすごい渋滞で信号待ちとかしてると、自分が野球部の監督をしてた子たちが、野球部のバックを背負って朝抜いていくんですよ。なんかそれがちょっと悔しくて。じゃあ俺も自転車で来たろうと思って」

これをきっかけにロードバイクを買い、知人の勧めでトライアスロンの世界へ。強味は、持ち前の「負けず嫌い」です。