デジカメではなく「レトロiPhone」のワケ

それにしても、“エモさ”ならデジカメでもよさそうですが、なぜ“レトロiPhone”なのか?理由の1つには、【コンパクトさ】があるようです。

デジカメよりも軽いから持ちやすいし気軽に撮れる感じ」(高1女子)
「昔のiPhoneってすごい薄いからポッケとかに入れやすかったりして便利」(高1女子)

さらに多く聞かれたのが…
「撮ったらすぐにエアドロで送れるから」(高3女子)
「結構エアドロップなら画質良くなるので送ってる」(高1女子)

デジカメだと、撮影後はアダプターを接続して携帯に取り込むなど共有するのにひと手間かかりますが、iPhoneには【AirDrop(エアドロップ)】というネット接続無しでデータを共有出来る機能があり、自分にも友達にも簡単に写真を送ることができるのです。

では、Z世代は「2台のiPhone」をどのように使い分けているのか?

「iPhone5」と「15ProMax」の2台持ちの高3女子は、まず古いiPhoneで撮影したら、すかさず新しいiPhoneでもパシャリ。場所を変えたら今度は両手で2台持って、とにかく連写。より“エモい”方を選んで使う人が多いのだといいます。

高3女子:
「忙しい、あははは」

レトロiPhone「買取価格」は?

ちなみに、家で眠ったままになっているレトロiPhoneはいくらになるのか?

『ゲオモバイル渋谷センター街店』で番組スタッフのiPhoneを査定してもらうと
▼iPhone6(16GB・simフリー)⇒1100円
▼iPhone6s(16GB)⇒1500円
▼iPhoneSE(16GB・simフリー)⇒1500円

中でも一番高値が付いたのは▼iPhone7(32GB・simフリー)⇒2400円。
ただ、容量が大きく状態が良いものなら▼iPhone7(128GB・simフリー)⇒6050円など、買取価格も大幅アップになるといいます。(※すべて取材時の査定価格)

一方で、古い機種を使用する際には注意点も。

店長・岸さん:
「昔のiPhoneはOSのサポートが終了しているため“セキュリティー面に不安”がある。不要なURLをタッチしたことによって“不正アクセス”に繋がったり、“乗っ取り”などが考えられる」

インターネットには接続せず、カメラ機能とAirDropだけ使うのが安心です。

引き出しの奥で眠っている“レトロiPhone”。電源を入れてみると写真も気持ちもエモくなるかもしれません。

(THE TIME,2025年6月10日放送より)