関東に進出間近「新業態」喫茶店
そして、2022年のオープンからわずか3年で名古屋市を中心に46店舗にまで拡大しているのが『セルフカフェ』。

一見普通のカフェに見えますが、大きな違いは“店員がいない”ところ。
店内の自動販売機で400円程度のドリンクを1杯購入すれば、【時間制限なく】利用できる【無人カフェ】なのです。

“2杯で3時間”滞在している20代男性は「きょうライブがあって時間待ちというか勉強しようと思って。テスト前だと6時間ぐらい利用する」
“2杯で4時間”という50代女性は「会社の仕事でリモートワーク。3時間とか4時間くらい長居してしまう」

入店時の会員登録も不要で、高速Wi-Fiや電源も完備。年中無休なので急な空き時間にも使えるとのこと。まるで“カフェと図書館の間のような空間”がウケ、利用者は月に6万人にのぼるといいます。
しかし、困ったことがあった時はどうしたらいいのでしょうか?
代表取締役社長・鈴木大基さん:
「防犯カメラが店内にたくさん付いていて24時間監視しているので、何かあれば対応できる体制が整っている」

早ければ年内にも、東京への出店を計画しているといいます。
床に釘付け「洗車カフェ」
2024年11月にオープンした喫茶店『OMOTE』では、店内の床の一部がガラス張りになっていて、お客さんが下をのぞき込んでいます。
そこにあるのは…

男性客(30代):
「僕の車が下で洗車されている。洗車をきちんと見る機会ってないから、じっくり見られるの面白い」

この店では1階でプロが丁寧に手洗いで洗車。
洗車にかかる40分間、その様子を2階のカフェから眺めることができる【洗車カフェ】なのです。(ベーシック洗車980円~)

まさにトヨタのお膝元、名古屋ならではのサービス。
「他の洗車場だと何もすることがない。ここだとコーヒー飲みながらゆっくり洗車を眺めて自分の車が見られる」(男性客・50代)

カフェのメニューも本格的で、イタリアのエスプレッソマシーンを使ったこだわりのコーヒーだけでなく、「エッグベネディクト」(980円)や「どて味噌黒カレー」(1000円)など都内の和食やイタリアンで経験を積んだ料理人が作るフードも充実。洗車の待ち時間でもコーヒータイムに妥協なしです。(※カフェ利用のみでもOK)

男性客:
「めちゃめちゃ名古屋です。ふふふ」
進化し続ける名古屋の喫茶文化。新たなムーブメントが全国に広がるかもしれません。
(THE TIME,2025年6月5日放送より)