東北電力ネットワークの北部4支社は、自然災害により停電や設備被害の発生を想定した訓練を岩手県花巻市で行い、早期復旧に向けた手順や連携を確認しました。

この訓練は東北電力ネットワークの岩手・青森・秋田・宮城の北部4支社が合同で毎年実施しているもので、社員合わせて66人が参加しました。
5日は地震による土砂崩れで電柱が倒れ、停電が発生した想定で行われました。
参加者はクレーンでつり上げて設置した長さおよそ14メートルのコンクリート製の電柱に、高所作業車を使って高圧線の張替作業の手順を確認しました。

また、2月に大船渡市で発生した大規模な山林火災では、高圧線が火や熱で溶けたり倒木で切れたりする被害があり、その際も各支社から応援で社員が派遣されたということです。
そうしたことを踏まえて早期の復旧に向けた支社間の連携や技術の向上が求められています。

(東北電力ネットワーク 花北電力センター配電工事課 吉田貴課長)
「被害の把握を迅速にして、安全最優先で復旧をしていきたい」

東北電力ネットワークは今後も訓練を重ねて、連携や災害への対応力を強化していきます。