■「負の遺産が、宝になっていくのかな」
税収は美作市の地域活性化事業などにあてられます。市の担当者はこのふるさと納税が地区の賑わいを取り戻す力になるのではと期待しています。
(美作市 企画情報課 宮前 聖 課長)
「オーナーが増えることによって田んぼの数が足らなくなれば、おのずと今まで荒れていたところを田んぼに戻していくという必要が出てきますので。今まで負の遺産として捉えていたものが宝になっていくのかなと考えています。」
1月から募集を始め、これまでの寄付は2件。始まったばかりの取り組みですが、地元の人たちも今後の展開を楽しみにしています。
(地域住民)
「いろんなことを考えるなと思って。新しいことを見たり、聞いたりしている姿を見るのはこっちも元気になりますから、応援します。」
(英田上山棚田団 水柿 大地 さん)
「8300枚あったっていうことはそれぐらいいろんな人が関わるポテンシャルがあるということをこれからも打ち出していきたくて、本当に色んな人たちの力を少しずつ借りて、その枚数を積み上げていけたらと。」
かつて日本一と言われた美作市上山地区の棚田村。これまでの活動を活かす形で始まったふるさと納税で新たな可能性を模索していきます。