今後、こうした取り組みは増えるのか?

県道を管理する県は、「横断歩道のカラー化はまれなケース。消えかかっている白線の補修などが優先」ということです。

また、県警は「標示や標識は法令に定められた様式なので、変えることは考えていない」とした上で、「消えかけた白線の補修を進め、安全な環境作りに取り組みたい」としています。

取材して、ドライバー1人1人が歩行者を優先させる意識を強く持つことが一番大事だと感じました。

また、姶良市に本社があるイケダパンは、4月1日から5月31日まで「横断歩道での歩行者優先」を呼びかけるパンを販売しています。信号機がない横断歩道を渡ろうとする子どもと、笑顔のドライバーときちんと止まっている車がイラストで描かれていて、「横断者がいる時は必ず停止」というメッセージが添えられています。

こうした取り組みなども通して、意識が少しずつ変わっていくことが安全への近道かもしれません。