「この地域の地震活動は現在も活発だと考えた方がよいのでは」

 温泉街に大きな影響を与えた大地震。近畿の地震や復興を研究してきた佛教大学の植村善博名誉教授は今後も備えが重要だと指摘します。

 (佛教大学 植村善博名誉教授)「この地域の地震活動は現在も活発だと考えた方がよいのではないか」

 実は、この地域では、北但馬地震までは大地震の記録がほとんどありませんでしたが、その後、周辺で地震が相次ぎました。2年後(1927年)、京都府北部を震源とし2925人が亡くなった北丹後地震が発生。さらに、1943年には鳥取地震が起きていて(死者1083人)、今も活動期にあるというのです。

 (佛教大学 植村善博名誉教授)「どうすれば被害が少なくて済むかという心構えや準備・対策こそが大事」