「有機フッ素化合物」による川の水や地下水への汚染を考える講演会が熊本市内で開かれ、その関心の高さを示すようにおよそ150人の市民が集まりました。

会では有機フッ素化合物の研究の第一人者で京都府立大学の原田浩二(はらだ・こうじ)教授が登壇し熊本市内の川や土壌の調査結果や対策などについて講演しました。

原田教授は熊本市内の井戸や川で有機フッ素化合物のPFOSとPFASが基準値を超えて検出されたことからまずは自分達の飲み水の検査結果をよく知ってほしいと話しました。
その上で汚染源の特定と周辺の土壌や地下水の中長期的な調査が必要だと説明しました。
京都府立大学 原田浩二教授「有機フッ素化合物が環境に流れていかないような取り組みが求められると思います」