案内標識と距離標に記された「仙台」はそれぞれ別の場所だった!
ところで、距離標のほかにも、このような標識は見たことありますか。こちらも国道45号の仙台との距離が案内されている標識で、運転しているときによく見かけます。先ほどの距離標に書かれた距離は「仙台市中心部にある国道の起点までの距離」でしたが、一方で、こちらの案内標識に書かれている距離は、仙台のどこまでの距離でしょうか。
そもそも、案内標識と距離標では違う場所を指しているのか、国道45号を管理する仙台河川国道事務所に聞いてみました。
仙台河川国道事務所 荒博之課長:
「案内標識で『仙台まで〇キロ』という表示があるが、そこでいう仙台は、仙台市役所の正面を起点としている。案内標識で『〇キロ』というのは、一般的に市役所などの正面地点までの距離が書かれている」
そもそも案内標識と距離標は設置の目的が違います。
案内標識は、ドライバーに対しある地点までの経路や距離の案内をすることが主な目的である一方、距離標は、国道で事故や災害があり、現場に駆け付ける際の目印にするなど道路の維持・管理を主な目的として設置しているということです。