技術の向上と普及を図ります。
大規模な山林火災が起きた岩手県大船渡市で消防士を対象にした、焼けた樹木の伐採に関する研修が行われました。
この研修会は県内の消防士の有志らで組織する技術系のボランティア団体「DRTJAPAN岩手」が企画したものです。

20日は宮城や秋田など県外を含む消防士ら、30人ほどが参加しました。
大船渡市の山林火災の消火活動では燃えた樹木をチェーンソーを使って切る場面が多かったといいます。

焼けた樹木は炭化して切れにくくなり、通常の伐採よりも注意を払う必要があるということです。
(研修風景)
「少し手前側だけ切って行って、こっち側へすることでこの間へ木を倒したいよね」
参加者たちは指導を受けながら実際に伐採に挑戦しました。

(秋田から参加した消防士は)
「こういった災害によって残ってしまった立ち木を切るのは初めてのことだったので、危険性を自分たちで認知しながらやらないといけないなと思いました」
この団体は今後も研修会を開いて、災害時に安全を確保して作業ができる消防士たちを増やしたいとしています。