「きょうお誕生日ですね」選手の1人にお声かけ 記者が見た印象的な2つの場面

山形キャスター:
愛子さまの公務での印象的だった場面を、米田記者に挙げてもらいました。
まず1つ目が、2025年5月に行われた、世界の医療従事者が集まる「世界災害救急医学会」の開会式への出席です。ここで公の場で初めてのご挨拶となったのですが、印象的だったとのことです。
TBS報道局 社会部 米田祐輔記者:
この挨拶の中で、私が注目したところがあります。それは愛子さまがお言葉の中でおっしゃっていた、被災者の心のケアなどが「不可欠です」と言い切る表現をされていたところです。
皇族の方は「必要ではないでしょうか」など、すごく柔らかい表現を使われます。しかし、愛子さまは「不可欠です」と言い切られたのが、すごく印象的でした。
愛子さまは、日本赤十字社でボランティアをしたり、そういった方たちと接しているので、知識に沿ってお話しになったのではないかなと思いました。
山形キャスター:
もう1つが、2025年2月に行われた「車いすバスケットボールの天皇杯決勝」に、ご一家で観戦されたときのことです。
TBS報道局 社会部 米田祐輔記者:
愛子さまが、優勝チームに掛けた言葉に注目しました。
ある選手に「きょうお誕生日ですね」と声をかけ周囲の方々や選手が驚くことがありました。
(試合が)終わった後、選手たちに天皇皇后両陛下と一緒にお声をかけられました。その時、選手に「お誕生日ですね」と声をかけられて、選手が本当にびっくりして「そうなんですよ」とお話されているところがすごく印象的でした。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
私はこの時、ちょうど現場にいて、少し遠いところから見ていましたが、みんなで「いいな!」という話をしました。資料をきちんと見ていらっしゃるということですよね。
山形キャスター:
愛子さまのこういった姿からも、勉強熱心な面が現れているということですね。