「最近なんだか疲れやすい」「やる気が出ない」「性欲が落ちた気がする」――そんな“なんとなくの不調”が、40代以降の男性に増えています。実はこれ、『男性の更年期障害』のサインかもしれません。
「更年期障害=女性のもの」と思われがちですが、男性にもホルモンの減少によって起こる心身の変化があるのです。
まだ知られていない“男性の更年期”

厚生労働省が2022年に行った調査によると、女性の更年期障害について「よく知っている」と答えた人は40代女性で38.1%、50代女性で49.5%にのぼり、当事者世代の理解が進んでいることがわかります。
一方で、まだ理解が進んでいるといえないのが「男性の更年期障害」です。
男性の更年期障害については、「よく知っている」と答えた人は、40代男性で10.1%、50代男性で15.7%にとどまりました。
症状があっても「年齢のせい」「仕事がきついだけ」と見過ごされがちで、不調をがまんしている人も多いのが現状です。