JR五能線の鰺ケ沢駅(青森県)が開業して2025年で100周年を迎え、観光駅長の犬の「ちょめ」や地元園児たちがリゾート列車を出迎えるなどして節目を祝いました。

鰺ケ沢駅は、大正14年=1925年の5月15日に誕生し、15日に100周年を迎え、町の関係者などが出席した記念のセレモニーが開かれました。

鰺ケ沢駅の利用客は1967年度には72万人を記録しましたが、2023年度にはその10分の1の6万9000人まで減少しています。

こうした中でも、観光駅長を務める秋田犬の「ちょめ」が観光客から人気で、15日は地元の幼稚園児たちとともにリゾート列車を出迎えました。

利用客も、旅の途中の思わぬ歓迎を喜んでいました。

JR五所川原駅 高橋 賢 駅長
「皆さまに愛され続けて、鰺ケ沢駅と鳴沢駅が100周年を迎えられたことをうれしく思う。五能線に多くのお客様が来ていただけるように、地域と連携して取り組んでいきたい」

鰺ケ沢駅では、6月15日まで同じく100周年を迎えた鳴沢駅とともに、かつての駅舎の写真などで歴史を振り返るパネル展を開いています。