早朝からこだまする鳴き声 林にはおびただしい数の巣が

 住民がみな一様に目の敵にしているカワウ。その活動は朝早くから始まります。取材班が午前5時から取材をすると、すでに鳴き声が住宅街にこだましています。上空では数十羽の群れを作って飛び回っていました。
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 よく見ると、木の枝や葉をくわえ運んでいます。カワウがたどり着いた林を見てみると、おびただしい数の巣が。滋賀県のカワウは今、繁殖の真っ盛り。1本に20もの巣がある木もありました。そこにはカワウのひなの姿も。

 (記者リポート)「カワウの巣のすぐ近くに、直径5cmほどの卵が複数落ちています」

 周囲にはカラスに食べられたとみられる卵の殻が散乱していました。別の日の昼すぎには…
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 (カメラマンリポート)「安曇川の中州にカワウの大群です。羽を休ませています」

 昼間は巣を離れるカワウも多く、中州には数百羽が集まったり、エサを探しているのか川で泳いだりしています。日が落ち始めると、ねぐらとしている巣に帰ってきました。