青森県内の漁港を拠点にした太平洋沖の商業捕鯨で、八戸港で2年ぶりとなるクジラの水揚げがありました。

八戸港に9日午後4時半ごろ水揚げされたのは体長7.7m、重さ3.5トンのオスのミンククジラ1頭です。

和歌山県太地町の漁協と千葉県南房総市の外房捕鯨が共同で操業し、港から北北東約52kmの六ヶ所村沖で9日正午ごろに捕獲しました。

八戸港でクジラの水揚げは2年ぶりだということです。

太地町漁業協同組合 東欣哉 業務部長
「水揚げできたことにほっとしています 新鮮でおいしいミンククジラなので青森県の多くの方に召し上がっていただければ」

県内の漁港を拠点にした商業捕鯨は5月1日から行われています。

八戸港で水揚げされたクジラは解体作業が行われ、八戸市の第2魚市場で12日に競りにかけられる予定です。