長年、様々な分野で社会的に功績を上げた人に贈られる春の叙勲・褒章の伝達式がきょう、山形市の文翔館で行われました。

叙勲と褒章は社会の様々な分野や公共性の高い業務の功績に対し贈られるものです。

伝達式では、出席した31人に吉村知事から旭日章(きょくじつしょう)・瑞宝章(ずいほうしょう)・褒章(ほうしょう)が贈られました。

地方自治や保健衛生分野で功績のあった人に贈られる旭日小綬章には、元米沢市長の安部三十郎さんや、新型コロナの感染対策などで貢献した元県医師会会長の中目千之さんなどが選ばれました。

旭日章小綬章 元県医師会会長 中目千之 さん「長年の医師会活動を中心としてこれまでやってきたことが少しでも社会に貢献できたかなと。それが評価されたということで心より嬉しく思っております。もう少し地域医療といいますか、社会に貢献したいと思っています」

また、公共の仕事に尽力した人などに贈られる藍綬褒章(らんじゅほうしょう)には、元南陽市消防団の団長で去年の山火事でも消火活動にあたった井上和也さんなどが選ばれました。

藍綬褒章 元南陽市消防団 団長 井上和也さん「家族の支えなしにはできなかったと思います。火災とか災害があれば家は留守にしていたので代わりに家のことをしてもらって感謝しています」

妻「こういうふうな章をいただいて今までもくもくと活動してきたことが形になると素晴らしいことをしてきたんだろうなとわかりました。おめでとうございます」

受章したみなさんは晴れやかな表情を見せていました。