早朝5時起きの修業365日続ける「ピザをもっと上手く焼きたい!」

目覚ましの音で起きてきた豊穂くん。修業を始めてからこの日でちょうど1年…。早朝5時起きの生活にも慣れました。
愛犬の散歩中の豊穂くん(あつひで)
「あっという間でした1年間」
豊穂くんのピザ職人としてのデビュー日は4月19日に決定。

お客さんに提供するのは王道の「マルゲリータ」。豊穂くんも大好きなピザです。窯の火力や生地の置き方で、膨らみ方や味が変わるといいます。
父・成本豊さん
「60~90秒以内に作らないとナポリピザではない。それを同時に何枚も焼かないといけない。大人でも難しい」
最も苦戦したのはピザの成形。窯に置くときに形が崩れてしまいます。

窯にピザを入れる豊穂(あつひで)くん
「最悪…失敗です」
父・豊さん
「少し力が入りすぎているかもしれない」
豊穂くん
「形もダメだし、破れている」
父・豊さん
「ここが難しくて、どのピザ職人にとっても1つの壁」
練習開始から1時間半以上が経過しました。
母・綾子さん
(記者 いま10枚目)「長いなと思って…なかなか上がってこない」
姉・麗帆さん
「すごいなと思う。がんばっている」
学校に行くギリギリまで練習を続けます。

焼いたピザの裏を確認する豊穂くん
「ダメ…NO…」
父・豊さん
「常に自分たちも納得いってないことが多い。お客さんに出せるレベルでも葛藤がある。もう一枚焼く?」
豊穂くん
「もういい」
この日、納得のいくピザは焼けませんでした。